レスポンシブル・ケアとは
レスポンシブル・ケアとは、化学物質を取り扱う企業が、化学物質の製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄するまでに至る全ての過程において、「環境・安全・健康」の確保に努める取り組みです。
私たちが生産するドラム缶は化学物質を運搬、保管、使用するための容器としての役割を担っているため、私たちは、間接的、直接的にレスポンシブル・ケア活動に対する責任を負う立場にあります。 ドラム缶の適正使用(リユース)が、化学物質に携わる全ての方々のレスポンシブル・ケア活動に貢献します。
ドラム缶のリサイクル&フローチャート(2023年度)
2023年度は2,153万本の200L鋼製ドラム缶が生産されました。内訳は新ドラム缶が1,234万本、リユースドラム缶が919万本です。
その一方で、リユースドラムの原材料である571万本の使用済みドラム缶が直接スクラップされていることがリサイクル&フローチャートから分かります。
私たちは1本でも多くの使用済みドラム缶が有効にリユーズされるよう、「もったいない!だからもう1回」をスローガンに掲げこれからも啓蒙活動に励んでまいります。
直接スクラップの危険性
使用済みのドラム缶には内容物の残渣が残っている可能性があります。残渣が残っているドラム缶をスクラップしてしまうと、内容物の地下浸透による土壌汚染の可能性があります。また、保管中に内容物が発火する可能性もあり大変に危険です。
使用済みのドラム缶は、環境負荷の低減、火災の未然防止、そしてドラム缶の最大の特長であるリユース率向上のためにも私ども更生業者にお戻しください。ドラム缶のリユース率の向上は、貴社のカーボンニュートラルの実現(Scope3排出量の削減)にもつながります。
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